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ゴミ山を取り巻く人々 ①スカベンジャー

2005_feb_034  留学生のチエちゃんが、04年から05年3月にかけて、ダンプサイト事情を取材してまとめたレポートがある。

 以下、「パアララン・パンタオとパヤタスの記録」(大野千英)より。
 

『ゴミ山を取り巻く人々 ①スカベンジャー

2005_feb_043  再利用の資源をゴミ山から回収し、利益を得る仕事を行う人々はスカベンジャーと呼ばれる。彼らの出身地はマニラだけでなく、地方からの者も多い。パヤタス地区を管轄しているパヤタスオペレーショングループ(POG)によると、現在(2005年2月)およそ2500人がスカベンジャーとして働いている。2000年の崩落事故以来、14歳未満の子どもは危険を回避するため立ち入り禁止となっているが、実際には監視の目をすり抜け中に入りゴミを拾う子もいる。

 一見多くの人々がただゴミを拾っているだけに見えるゴミ山であるが、実際は様々な規則や秩序がその上には存在する。彼らの労働場所ダンプサイト(ゴミ山)には、昼間に8団体、夜間に7団体の組織が動いている。ほとんどのスカベンジャーはいずれかの団体に所属し、その各団体によってゴミを拾うことのできる場所と時間帯が決められている。ゴミは夜21時まで運ばれ、スカベンジャーはその後22時までゴミ山に入り働くことができる。

2005_feb_056_2  スカベンジャーの一人、リトさん(28歳、男性)に話を伺った。彼は現在、家賃700ペソの家に父親と二人で住んでいる。まだスカベンジャーとして働き始めて1年も経っていない。ゴミ山に来る前は日給150ペソの建設会社で働いていたが、ゴミ山では3時間から半日で150ペソは稼げるというのでここで働くようになった。現在の収入は多いときで一日200ペソ。一日100ペソでも良いほうだという。』

(注、法定最低賃金は、この頃月給7000ペソ。しばしば、最低賃金が最高賃金、といわれるが、パアララン・パンタオの教師の給料も3000~6000ペソ。(2007年から4000ペソ~7000ペソ(但し法定最低賃金9000ペソ)

photos by Chie O.

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