2004年8月
2004年8月。滞在しているカヨちゃんからのメールによると、レティ先生の養女、マリーグレース(15歳)は、最近学校に行っていない。「試験に落ちた」とグレースは言うのだが、本当は健康上の理由。2000年に心臓手術をしたあと、体調も落ち着いているので、公立の小学校に通いはじめたが、学校で倒れたことがあって、家で勉強したほうがいいだろうということになったのだ。今後のことは、次の検診の結果をみて、考える。
レティ先生も心臓の具合が悪いらしく、医者にかかっている。「今はもらった薬を飲んでいるようですが、あまり薬が好きではないらしく、すでになくなっているはずの薬がまだ余っていて、飲み終わったら病院に再度行くと言っていました」。医療費は、息子のジェイコーベンが大学院の授業(働きながら通っている)を休んで貯めてくれている、とか。
この時期、毎日雨が降って、子どもたちも病気にかかりやすいが、学校で暮らしているレティ先生もグレースも毎晩咳をして、ジェイまで風邪をひいたりして、「みんな体調が心配です」とカヨちゃん。
ゴミ山についての記述も、穏やかでないものがある。「ジプニーの運賃値上げがあって、犯罪率があがったからかもしれません。レティ先生にも夜は気をつけなさいと言われました。ゴミ山の周辺も警備が厳しくなったと感じます」
強制移住の話が、また浮上している。10年来、ゴミの山を閉鎖する、あるいは逆に拡張する、という話が幾度もあったが(今までのところ話だけだが)、今度はどうなのだろう。ゴミ山からガスを生産する政府のプロジェクトがすすんでいて、07年にはゴミ山は閉鎖されると噂されている。周辺に住んでいる人は強制移住させられるだろう。レティ先生は、学校が強制移住になった場合は、移住先に学校を建てるように訴えている、という。
ゴミ山が閉鎖されれば、人々は仕事を失うが、ゴミ山はすでに高くなりすぎて、このままの状態で、ゴミを積み上げていくのは、危険だ。(実際はゴミ山は閉鎖されず、ガスのプロジェクトの実施と、ゴミ山の傾斜解消のため、周辺住民の立ち退きが06~07年にかけて実行された。)
(写真は2005年1月、学校前の道から見たゴミ山の入口。トラックは学校前の道を通っていく。)photo by Chie O.
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